今回は米津玄師さんの、KICK BACKの音域について調べてみました!
「高音ロングトーンはどれくらいの高さなんだろう?」「平均音域高くない?」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、『KICK BACK』の音域(最低音〜最高音)を細かく分析し、
さらにカラオケで歌いやすいキー設定や、歌う時のコツまで解説します。
テレビアニメ『チェンソーマン』の主題歌にも起用されたジェットコースターに振り回されるような楽しい楽曲なので要チェックです!
米津玄師:KICK BACKの音域調査
『KICK BACK』公式MV(YouTube)
音域区分 | 音域 | 出現箇所 |
---|---|---|
最低音(地声) | mid1E(E3) | サビ・Dメロ |
最高音(地声) | hiA#(A#4) | Dメロ |
≪地声最高音≫ hiA#:A#4
(Dメロ)「全部滅茶苦茶にしhiA#(た)m2G#(い)」
≪地声最低音≫ mid1E:E3
(サビ)「いつかm1E(見)た地獄もいいところ」
(Dメロ)「あなたのm1E(そ)の胸の仲」
(ラスサビ)「良い子でm1E(い)たい そりゃつまらない」
≪その他抜粋部分≫
(Aメロ)「m2F(ラン)ド2F(リー)今日はガラ空きでラッキーデイ」
(Bメロ)「誰だ誰だあm2F(た)まの中 呼びかける声は」
(Bメロ)「このm2F#(手)に掴みたい」
(サビ)「m2G#(ハッ)ピーで埋m2F#(め尽)くして」
(サビ)「全部奪っhiA(て)m2G#(わ)m2F#(らっ)(て)(く)れ マイハニー」
(サビ)「m2G#(努)m2G(力) (未)(来A) (BEAUTI)(FUL) (STAR)」
(サビ)「m2G#(なん)m2F#(か)忘(れ)っちゃてんだ」
(2番Aメロ)「全て欲m2F(しい) ただむ(な)m2G(しい)」
(Dメロ)「幸せになりm2G(た)m2G#(い)」
(Dメロ)「m2G(な)にm2F(も)かも消し去りたい」
(Dメロ)「あなたのその胸のhiA(な)m2G#(か)」
(ラスサビ後半)「m2G#(ハ)ッピー ラッキー こんにちはベイビー」
(ラスサビ後半)「こんにちは hiA(ベイ)m2G#(ビー)m2F#(ソー)スイート」
KICK BACKについてやBPMは?
▶『KICK BACK』について
まず『KICK BACK』についてですが、米津玄師さんがCDシングルとして2022年11月23日にリリースされました。
この楽曲はテレビアニメ『チェンソーマン』の主題歌として制作された楽曲で、米津さんは元々チェンソーマンの原作ファンだったらしく、楽曲制作の依頼を頼まれる前から「もしチェンソーマンがアニメ化されたら自分ならどんな曲にするか」と考えるほどのファンなんだそうです。
そんな好きな作品の主題歌を頼まれるなんてとてもすごいですよね!
また、チェンソーマンの監督に「聴く人を振り回すジェットコースターみたいな曲にしてほしい」のような面白い要望があり、具体的にどういう意味なのかわからなかったため、米津さんの思うイメージで制作したそうです。
その結果、曲調が変わったり米津さんならではの振り回すような曲が出来上がったわけですね。
▶アニメについて
『チェンソーマン』は、借金返済のために酷い暮らしをしていたデンジが仕事を斡旋してくれていたヤクザに殺されてしまうが、一緒に過ごしていたポチタの命を引き換えにチェンソーの悪魔として蘇り、公安のデビルハンターとして働きながら様々な出来事に巻き込まれてしまうといった内容となっています。
チェンソーマンと言えば、私的にはマキマさんが一番のお気に入りキャラクターで、あまりネタバレはできませんがあの謎に包まれた容姿・雰囲気や、確実に今後のストーリーのキーマンとなる魅力あるキャラクターで一度見始めると止まらなくなると思います!
まだ見てない方がいたら是非見て欲しい作品の一つです!
▶チャートのランキングについて
そしてBillboard Japanでのチャート最高順位ですが
Hot100では週間1位・2022年度年間30位・2023年度年間4位という結果を残しています。
チェンソーマンが2022年の後半に公開されたアニメなので、チェンソーマンが世に知れ渡って2023年に更に伸びる結果となったみたいですね。
他にもすごいことが、2023年10月に日本語詞楽曲で史上初となる『アメリカレコード協会』でゴールド認定を受けました。
様々なヒット作がある中、日本で初の記録を残したのがこの楽曲なのは本当にすごいことですね!
▶BPMついて
次に『KICK BACK』のBPMですが、「BPM204」となっています。
スピード的にはハードコアになりますね。
そのためテンポ面ではかなりスピード感のある楽曲で、パッと聞いただけでそのスピードを体感できるほどだと思います。
実際に歌ってみると、聴いてるより曲調が速くて曲に置いて行かれたなんてこともあるのではないでしょうか?
事前に曲のリズム感や歌詞を覚えておき、曲を良く聴きながら歌えるようにした方がいいと思います。
ちなみにKICK BACKと同じ地声最高音で、カラオケ人気曲を紹介すると
DISH//さんの「猫」だったり、SPYAIRさんの「サムライハート」もKICK BACKと同じ地声最高音だったりします。
KICK BACKを歌う際の注意やオススメキーについて
さて、米津玄師さんのKICK BACKの音域についてですが、mid1E:E3~hiA#:A#4(地声最高音)の音域で構成されています。
▶地声最低音について
地声最低音mid1E:E3となっており、一般男性でも出しやすい音域になっていますね。
地声最低音の登場場面はサビとDメロで使用します。
地声最低音の登場回数はあまり多くなく、低音域に余裕もあるのでキーを下げても問題ないと思います。
▶地声最高音について
地声最高音hiA#:A#4となっており、一般男性には難しい高さになっています。
地声最高音の登場場面は、Dメロで1回のみ使用されます。
登場回数自体は少ないので、その点でいうと少しは楽かもしれません。
しかし平均音域を考えると、高音が得意な男性向けな楽曲となっています。
サビからmid2G#:G#4の登場が非常に多く、常に中音域という部分もあるので、音域に余裕がないと最後まで歌いきるのは難しいと思います。
更に低音からhiA:A4を出す場面もあったり、一気に低音から高音を出さないといけないので声が裏返らないように注意が必要です。
▶男性の歌いやすいキーの目安は?
カラオケで一般男性の音域に調節したい場合は、原曲キーから3つほど下げて歌うと一般男性の音域になります。
下の音域にも余裕があるため、まずはキー下げて練習してみるのがいいと思います。
余裕が出てきたら、キーを戻しながらペース配分を意識して歌ってみてください。
また、この楽曲は裏声を使用しない楽曲となっています。
最高音など全て地声での発声になるので、中音域で構成されているサビでごまかしがきかないところが少し難しいところかもしれません。
▶全体音域の特徴について
この楽曲の難しいところは
例えばサビの出だしなどで頭からmid2G#を出さないといけないので、そこの音程をしっかり合わせて出さないといけない。
低音から高音をスムーズに出さないといけないところもあり、力んでしまうと声が裏返ってしまう。
BPMが204と、とてもスピードの速い曲なので、リズム感がないと曲に置いていかれたりと難しいところ。
比較的音域の高いDメロが終わるとすぐサビへ移行するので、音域に余裕がないと喉の限界がきてラスサビを歌えないということもあると思います。
なのでまずはキーを下げながらペース配分や、自身の音域を伸ばしながら練習するといいと思います。
▶女性の歌いやすいキーの目安は?
一般女性の地声の音域はmid1G:G3~hiC:C5と言われています。
KICK BACKの地声最低音は地声最低音mid1E:E3で、一般女性の音域より下の音になります。
上の音域に余裕がある楽曲なので、キーを上げて歌うことも可能です。
しかし地声最高音は比較的使用頻度は低いこともあるので、原曲キーで歌うことも可能です。
下の音域が出しにくい場合に音域を調整したい場合は、原曲キーから3~5ほど上げると下の音域も歌いやすくなると思います。
まとめ
地声最高音は1回のみの登場ですが、サビやDメロで中音域を多用するため、高音が得意な男性向けな楽曲となっています。
しかし一般男性の方でも、少し音域を伸ばせれば十分に歌えるレベルの楽曲なので練習してみても損はないと思います。
スピードが速い楽曲なので、必ず原曲を聴き込んでください。
キーを調節して歌いたい場合は、原曲キーから3下げると一般男性の音域にすることができます。
女性の場合は、原曲キーから5~7ほど上げるといいと思います。
最後に、今回は米津玄師さんのKICK BACKの音域を調査しました。
人気の高いアニソンで、歌いこなせれば確実に盛り上がる曲なので是非マスターしてみてください!
最後までご閲覧いただきありがとうございました!
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