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私は一般男性平均音域のmid2G:G4より最近少し上の音域がちょっと出せるようになった、ほぼ一般男性です。
なので一般男性のカラオケの悩みがとてもわかるので、参考になるような内容になっていると思います。
ということで、今回はback numberさんの水平線を実際に歌ってみた際の、難しかった点や注意点をまとめてみたいと思います。
水平線の音域としては、地声最高音がmid2G:G4となっていて、一般男性の地声最高音よりちょうど同じ高さとなっています。
特にこの曲は最高音の登場回数が少ないので、他の楽曲と比べると歌いやすい楽曲だと思います。
しかし曲調がバラード風というか静かな感じなので、声を張って強い音を出すというより、優し目みたいなイメージなので、その分高い音を出しにくさもあり、そこは地味に難しいポイントかと思います。
では、さっそく部分的に説明をしていこうと思います!
水平線 Aメロについて
まずAメロについてですが、主に低音で構成されています。
それが故に逆に難しくもあるということを覚えておいてください。
まずは
「出来るだけ嘘は無いように」というところについてですが、この1フレーズでめちゃくちゃ抑揚しています。
「出↑来る↓だけ嘘↑は無↑いよう↑に」といった感じで、あえて言うならウネウネするってイメージしたらわかりやすいと思います。
その次に続く
「どんな時も優しくあれるように」という部分ですが、低音の地声とそこまで高くない裏声の切り替えが難しい部分になっています。
「どんな時も」の「も」で裏声に切り替えて、「もー」で伸ばしながらそのまま裏声のまま「優しく」に入って、「優しく」の「しく」で流れるように地声に切り替えるというちょっと声の切り替えが忙しいです。
この部分で大事なのは、やっぱ自然に流れるように違和感なくっていうのが理想なんですが、それには音程を合わせないといけないため、地声と裏声の切り替えがありながら合わせるのはちょっと難しいのでここは練習ポイントですね。
この後にもう一度同じような流れがやってくるので、注意点をしっかり意識して歌ってみましょう!
水平線 Bメロについて
次にBメロについてですが、Bメロ自体は2フレーズなのでとても短いですが、かといっても油断はできない部分になります。
この曲の地声最高音mid2Gが登場するところでもあります。
Bメロで注目すべき点は
「失くす悲しみにも」というところです。
どこが油断できないところかと言いますと、まず「失くす」の語尾で息を吐くということ。
次に「悲しみ」の出だしがmid2Gという音域だということです。
今実際に歌ってみると、息を吐いてるところに高い声を出そうとしてみてください。
少し出しにくさを感じませんでしたか?ここのフレーズがmid2Gという特別高い音域なわけでもないのに、入り方がこうなるだけで出すときにどうしても力んでしまったり、苦しい感じの声になってしまってしまうことがあります。
個人的なちょっとしたコツは「失くす」の語尾を可能な限り力を抜く事です。
自分で歌ってみて気づいたのは、「失くす」のところに自然と力が入っていたということです。
「悲しみ」のところでmid2Gが来るという意識をしてしまっているため、この音を出すための準備を身体が自然としてしまって力んでしまったのかなと推測しています。
水平線 サビについて
水平線のサビについですが、通常サビは音域で困る事はほとんどないと思います。
その上で、少し注意する点、難しい点をここでお話しておこうと思います。
サビで注目すべき点は
「風に飛ばされる欠片に」というところです。
「される」というところが地声から裏声に変わるところなんですが、そのまま繋がる「欠片に」の出だしがmid2Fという中音域が使用されています。
裏声から地声に戻すときに、無意識で歌っているとどうしても力んでしまったりすることがあります。
そうなった場合に、声が裏返ったり、その部分だけ声が大きくなって聞こえが悪くなったり、喉にダメージを与えてすぐに声が枯れてしまったりととてもデメリットがあります。
水平線 ラスサビ前とラスサビについて
この曲にはDメロがなく、2番が終わるとラスサビへ移行するのが特徴です。
まずはラスサビに入る前の2フレーズについてです。
この2フレーズの中に、この曲の地声最高音mid2Gが登場してきます。
「雑音と”足お”との奥で」の赤字部分がmid2Gになります。
この部分は通常サビなら裏声で歌われていたところなんですが、ラスサビに入る前に地声にして歌われています。
まずこの部分を通常サビのように裏声で歌わないように注意することが必要です。
この2フレーズが終わると、すぐにラスサビに突入するのですがラスサビは通常サビと大きく違う点があります。
それは転調してキーが+2されているということです。
通常サビとは違う目立った変更点は、キーが+2されたことでmid2Fの中音域がたくさん出てくるというところですね。
一般男性の地声最高音はmid2Gなので、別にmid2Fくらい簡単じゃんって思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。
イメージで言うと、短距離と長距離みたいなイメージで、mid2Fがたくさん出るとその分喉の疲労が蓄積されます。
なので最初は余裕があったとしても、だんだんと出しにくいな・・・と体感してくる男性も多いんじゃないかと思います。
他の注目点は、キーが上がったことで裏声のキーももちろん上がっています。
ラスサビの「いつしか海に流れ着いて 光って~~」の裏声部分がhiCにまで音域が上がっています。
hiCならだいたいの男性が出せる音域だとは思いますが、一応これくらいの高さということは覚えておいて損はないと思います。
水平線 まとめ
水平線の音域自体はとても歌いやすい音域で構成されています。
地声最高音も一般男性の最高音であるmid2Gと同じ音域で、登場回数も少ないので比較的歌いやすい曲なんじゃないかと思います。
しかしラスサビで転調することもあり、音程がズレたり、ラスサビで失速してしまうなんて方もいると思いますので、低音で構成されているからと常に100%を出すのではなく、余裕をもって最後まで歌う意識が必要です。
back numberさんはとても人気が高く、カラオケでも盛り上がるので練習しておいて損はないと思います!
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